ステーション 4
機械室(砕氷船の心臓)
騒々しい機械室に入る前に、この説明聞いてください 。この案内を聞いた後は部屋の中に入る際、耳のプロテクターを装着して頂きます様よろしくお願い致します 。階段の手前にそのプロテクターが置いてあります 。機械室を出た後に、プロテクターは返却していただきます様よろしくお願い致します 。
狭い廊下を通過した後、左手には 8 つの緑のシリンダーがあります 。これはドイツの会社であるマック社製の 2 つの巨大なエンジンの一つです 。あなたが見る部分がエンジンのトップです 。エンジンの上部には、そのピーク時に動くピストンがあります 。エンジンは氷山のようなもので、あなたが観れる部分はほんの一部でトップのところだけです 。次の階を見下ろしていただくと、あなたは全長 10 メートル、幅 2 メートル、高さ 4 メートルのエンジンの体部分を見ることができます 。
この 8 気筒エンジンは、およそ 4730 馬力のパワーを出すことができます 。このエンジンに加えて、部屋の反対側に同一のエンジンがあります 。これら 2 つのエンジンで 9460 馬力のアイスブレイクのためのパワーを出すことができます 。エンジンのシャフトの力を利用することによって1000馬力のパワーを必要な時に出すことができます 。全てを併せると利用可能な最大出力は 10,460 馬力です 。これは 77 台のトヨタカローラまたは 21,000 人の オリンピッククラスの漕ぎ手のパワーに等しい計算になります 。
このエンジンパワーは、流氷を切断していくだけでなく、貨物を運んだり、他の船舶や石油掘削装置を牽引するために必要とされています 。
砕氷船の燃料はディーゼル燃料です 。1時間ごとに 500 リットルを消費しており、総容量 984 立方メートル(約 1,000 トン)の燃料タンクがこの船にはあります 。現在、速度は 7 〜 9 ノットです 。この速度では、厚さ 1 メートルの氷の上で、 1 時間に 500 リットルのディーゼルを消費しています 。ポーラーエクスプローラー号が 1968 時間、氷上を連続して航海していることを想像してください 。それは 82 日間のノンストップの動きと砕氷です !給油する必要がないように氷の少ない水域を通って遠距離を航行することはこの船にとって非常に重要なポイントとなります 。
船には電気を供給するディーゼル発電機とシャフト発電機が 2 台あります 。これらは各エンジンの後ろにあります 。
真ん中に見える白いパイプはエンジン冷却システムです 。このシステムは車の種類に似ていますが、海水のみを使用しています 。同じシステムで毎日の使用のため清潔な水が使われています 。
部屋の反対側には、エンジンルームのスタッフ用のワークステーションがあります 。海上で部品を修理または製造するために使用されるさまざまな設備があります 。
機械室の中央では、ガラス窓とドアを見ることができます 。これは、制御室です 。ツアーを続けるにはそのドアを通ってお進みください 。


